アクセスカウンター

わたしの本棚

今週のお題「わたしの本棚」

 

実家がことわざ辞典から昔の道具など、本の制作をやっている関係で、本はいつも身近にありました。

友達のうちに遊びに行くと、どうして本棚が見当たらないんだろうと不思議でした。

 

居間には大きな本棚と小さな本棚と文庫用と……子ども部屋にはそれぞれ大きな本棚と机の棚と。あと廊下にも……。

今でも実家に帰ると本棚が増えている気がします。

 

本がたまってくるとフリマに出すので、私も便乗して一緒に出しています。

家は買ってたまってきてはフリマに出しているので、ぎりぎりあふれかえることはないのですが、必然的に本棚には売りたくない永久保存版の本が、選ばれて残っていきます。どれも、宝物のような本です。

絵本は前に紹介したので、それ以外で、そのうちのいくつかをご紹介します。

 

≪小説≫

 

博士の愛した数式』 小川洋子

 

第一回本屋大賞で話題になった本。

数学が好きではない私が、あんまりにも美しい世界に引き込まれた作品。

記憶が出来ない博士の切なさと温かさが胸に迫ってきました。

 

 

『空飛ぶ馬』 北村薫

大学生の時、北村薫にはまっていくつもいくつも読みました。

図書館で読んでいたけど、手元に残したくて買ってしまいました。

丁寧できれいな文章に引き込まれて、止まらない、引き込まれて読み進めていくと、ちょっとした情景が、ミステリーの伏線だったと気づかされる。え!そこからもう伏線!?と、衝撃を受けました。

 

『家守奇譚』 梨木果歩

家守綺譚 (新潮文庫)

家守綺譚 (新潮文庫)

 

西の魔女が死んだ』の作者です。大好きな友人に贈ってもらいました。

短編なのですが、ひとつひとつが愛おしい、そんなお話です。

 

≪ノンフィクション≫

自閉症の僕が飛び跳ねる理由ー会話のできない中学生がつづる内なる心』

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

 

 

これはもう衝撃的な一冊でした。どんな人も読むべき!と思うくらい、自閉症の人に対する考え方が、百八十度変わりました。しゃべれない人は理解できないのか、と思うけど、そうではない!それどころか、飛び跳ねてしまう自分をこんなにも冷静に見ているなんて!

 

≪写真集≫

『子どもは子どもを生きています』 小西貴士

子どもは子どもを生きています

子どもは子どもを生きています

 

自然の中で、子どもたちの笑ったり怒ったり泣いたり、発見したり、の顔があんまりにも生き生きしていて、輝いていて、何度開いても泣けてしまいます。

そして、子どものそばにいる大人のあり方をいつも振り返らせてくれる本です。

 

 

 

小さいころに大好きだった、『ちいさいももちゃん』シリーズや、本格推理の扉を開いてくれた、はやみねかおるさんの『名探偵夢水清志郎』シリーズも捨てられない本の一つです。

他にも大好きな本や漫画、沢山本棚にあります。

最近買ったヒットは、

ヨシタケシンスケさんの『デリカシー体操』

 

毎日のように、ぱっとめくってはムフフ。ぱっ、ムフフ。

だって例えば

『じーっとみてるとだんだんこまかいツブツブが見えてきて』という表情や、

『はやくわたしをうっとりさせなさいよ』という一コマが、もー!絶妙なんです。

ツボ、おさえられました。