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本が好き

最近、実家に行く機会が増えて、そうすると本や漫画を読む機会が増える、そんなわたくし。

なぜかというと、両親が仕事柄本や漫画が好きで、実家の壁は本で埋まっているからです。

本を整理するためにフリマに出店するほど。

必然的に私も本が好きで、漫画は誰かが買うと、妹夫婦も含めて三家族に回されています。

で、以前私が買って思い出したように読み始めた、小川薫堂さんの「フィルム」

ずっと欲しくて実家にあったのを、頼んで借りた、木皿泉さんの「昨夜のカレー、明日のパン」

 

を立て続けに読み終えました。

 

どちらも短編なのですが、なんというか、印象がまるで違う。

読んでいて、都会のきらびやかなおしゃれな空気を感じるのは「フィルム」

懐かしい空気を感じさせるのが「昨夜のカレー、あしたのパン」

 

私は木皿泉さんの、あったかい感じがすきだな~と思いました。

言い回しの妙。

夫を亡くした妻と、同居する義父の話。その周りの人たちの話。

悲しさも、なんとも不思議なしっくり感も、それに対しての違和感も、弱さも優しさも賢さもみんな、含めて、その人でいいし、やっぱり生活していくんだ。と思えた一冊でした。

 

二作の違いは何かなーと思ったら、生活感、かもしれないなぁと思いました。

 

まぁ、映画だってスターウォーズを見たいときもあれば、是枝監督を見たいときもある。その日の好みの問題なのかもしれません。

 

おとといは結婚5周年。明日から不妊治療で注射始まる。

そんなときだからこそ、現実から少し離れて、でもちゃんと現実を大事にするきっかけをくれる、本っていいのかもしれませんね。

 

子どもたちと、絵本の話はまた今度。