アクセスカウンター

絵本が好き

保育の中の絵本や紙芝居はかなり重要な位置を占めている、と思います。

子どもたちは、赤ちゃんの頃から絵本が大好き!

 

もちろん、初めは引っ張り出したり、なめたり、めくったり、そんな対象なのですが、

本棚の絵本を全部引っ張り出しているのかと思ってみていたら、表紙を見て、ちゃんと目的の絵本を選んでいたりするので、お気に入りがあることにびっくりしたことがあります。

そんな、赤ちゃんの時の絵本は、こんな感じに、角が丸くなっています。↓

f:id:tanpopo7sango:20160530183433j:plain

うたやリズムが入っている物も好きです。

f:id:tanpopo7sango:20160530183513j:plain

なんだか、パステルカラーのかわいいものを選んでしまいがちですが、

f:id:tanpopo7sango:20160530183932j:plain

こんなのが、ベストセラーだったりします。

ロングセラーで、保育の世界では超有名なので必ず保育園にあると思います。ゲラゲラ子どもたち笑います。

 

 

一歳児さんでも、だるまさんシリーズや、ぐりぐらは大好き。

少しずつ好みが分かれてきて、電車だったり、「わたしのワンピース」といううさぎさんが出てくるのであったり、それぞれが大好きな絵本が出てくるような気がします。

 

f:id:tanpopo7sango:20160530183607j:plain

中にはこんなシュールな顔の絵本もありますが、迫力満点で夏に必ず読む一冊。

二歳ぐらいになると、長いお話も聞きながら想像して楽しんでいて、想像ができるようになった分、逆にちょっとお化けやかいじゅうが出てくるお話にも、どきどきしながら聞いています。

 

四歳児担任だったとき、クラスで立て続けに弟や妹が生まれた時がありました。

そんな時、読んであげたのがこの絵本です。

f:id:tanpopo7sango:20160530183537j:plain

赤ちゃんが生まれて、ちょっとだけ、頑張ってるおねぇちゃんのお話。

でも、とっても眠いときに、「ちょっとだけ抱っこしてもらってもいいですか?」と聞くその子に、お母さんの答えが、なんともあったかくって素敵なんです。

 

四歳児の子たちが、食い入るように見つめ、そして、読み終わった後、ほっとしたような顔でいたことを、覚えています。ママたちにも紹介してあげたいなと思いました。

 

小学生でも面白いのが、こちら。

 

f:id:tanpopo7sango:20160530183806j:plain

見にくくてごめんなさい。

f:id:tanpopo7sango:20160530183819j:plain

窓の動物さんたちが、動くんです。とっても滑らかに!

これを二歳児さんに初めて見せた時、自然発生的に拍手が沸き起こりました!

 

 

f:id:tanpopo7sango:20160530183628j:plain

これも、小3男子もはまる、一冊。

本編のお話もさることながら、毎ページ、細かい発見が多すぎる!

 

 

 

で、最近見つけたヒットは「もうぬげない」です。

ぷぷぷっ!

f:id:tanpopo7sango:20160530183553j:plain

ヨシタケシンスケさんの新刊も出ているみたいです。

 

この人のかく絵本みんな発想が面白い!子どもたちにはどう映るんだろうなぁ。大人が読むといい気がします。子どもの面白い世界をちょっとのぞかせてもらえるような、そんな気分になります。

 

絵本、もし、私が保護者だったら、図書館とか、本屋さんとか、子どもとたくさん行って、一緒に選びたいな~と思います。

どんなにいい絵本でも、その子にぴったりはまる本は人それぞれ。言葉のリズムだったり展開だったり、色合いだったり、絵だったり、それぞれツボがみんな違います。

絵本のよさはそれだけではなく、保護者の方の膝に座って、一緒になんどもなんども読む、その時間も含めた価値があって、きっと子どもたちにとっては幸せな時間なんだろうなぁと思います。

 

保育も、なるべく膝の上で、少人数で読む時間を大切にしたいのです。

が、絵本が、子ども達の待ち時間を飽きさせない為の間つなぎだったり、静かにさせる集中させる方法だったりになることも少なくない……のです。

どうしてもできてしまうそんな時間……。待たせる時間を作らない保育の工夫も必要ですが、でも、そんな時にはその時間がいい時間になるよう、とっておきの一冊を心をこめて読んであげたいなと思ってもいます。

 

 

あと、

絵本が子どもたちの手の届く場所に、いつも読める状態で置いてあるか……。

大きい子のクラスでも、本のコーナーがない園もあるのです。。

それは、悲しいかな、園が絵本に予算をかけていないので、絵本を定期的に買っていないから。場所がないのもあるかもしれないけど……。

実は、クラスでみんなで読んでいる絵本は、保育士の自腹、ということもあるのです。

前の前の園ではそうでした。だから、私の本棚には沢山の絵本↑(笑)。

そのため、破れてしまっても簡単には買い換えられず、必然的に子どもの手の届かないところに置かれてしまうのです……。

 

前の園に勤めていた時は、絵本のコーナーがあり、そこにソファまであり、その子が読みたいときに読めるという感じでした。

ちょっとくさくさした時、ママとの別れがさびしかった時、じっくりそこで時間を過ごして、子どもたちといろんな絵本を読みました。

 

絵本をどうとらえるか、ということ一つとっても、園の考え方がこんなにも左右するのだなぁ。その一つの事柄に、『子どもという存在』をどうとらえているかも、見えてくるものなのだなぁ。

と、思ってしまいました。