すべてはつながっている
今週のお題「2016上半期」
今週のお題を見て、げ、もう半年!?と思った私ですが、この六か月は
パッカーン
と二つにきれいに二分されています。
保育園時代と病院時代
というと、なんだか子どもと老人みたいですが
(ちなみに今日、落語を聞いてきたので、なんだか落語調になっております)
怒涛の三か月と、じれったい三か月
ともいえます。
保育の1月から3月は、もう、死ぬ気でやってました。なにせ二歳児にして卒園児をもっていたのですが、卒園児というのは年齢にかかわらず、他クラスに比べて何もかもが主役になり、忙しいのです。
クリスマス会が年末にあり、年末年始の冬休みで体力と脂肪を蓄えて、いざ年明け、
餅つき、節分、ひな祭り、おわかれ遠足、卒園製作、卒園式。
もう行事が目白押しの中、クラス水入らずの時間も欲しいと、お弁当持ってピクニックに行ったり、七輪やったり、他クラスとの交流、普段は一緒に食べない調理さんと一緒にご飯など、やりたいことがたくさん出てきます。
もちろん、こちらの『もうちょっとでお別れ……』的な切なさなんて、吹き飛ばされるほど毎日いろいろ事件は勃発しています(笑)。
餅つきの日には、まさかの子どもたち半数が行く幼稚園の説明会とかぶるという事件が。半数休みって!急きょ日程を変更していただきました。
子どもたちのために変更!と思って、保護者の方にお伝えしていたところ、お手伝いに来るのを楽しみにしていたお母さんが、変更すると行けない、とのこと。私は子どもの事しか考えていなかったので、そのお母さんの子が出席できるならいいじゃないくらいにおもってしまっていたのですが、そのお母さんの、がっかりした顔を見て、後で反省しました。
きっと、最後の餅つきなので、スケジュールを調整して、楽しみにしてくださっていたのだな。
次の日、そのことを伝えてお詫びをすると、「こちらこそ子どもたちが行けたほうがいいのに…すみません」と伝えてくださいました。そして、その日のスケジュールを変更して参加してくださいました。
良かれと思ったことでも、がっかりさせてしまうこともある、でも、モヤモヤした時は、ちゃんと言葉にして、伝えることって大事だな、結果が同じであっても、相手の気持ちを考えての言葉と一方的な言葉では、全く違うのだな、と勉強になった出来事でした。
また、クラスでピクニックに行った日の事。
三月とは思えないようなポカポカ陽気。
一緒に作ったお弁当を持って芝生で食べ、芝生で裸足になって走り回ったり、なんちゃって鬼ごっこをしたり、本当に楽しい時間を過ごしました。
帰ってくると、一歳児さんが迎え入れてくれ、子どもたちは隠しきれない楽しかったことを、その子たちや一歳児の先生に話していました。
お昼寝が終わり、おやつになったとき、H君がこっそり私に耳打ちしました。
「ピクニック、(一歳の)Y君も行きたかったみたいだから、こんどまたみんなで行こうね」
そんな優しいことを、コッソリ言うなんて!!!
先生はもう、ノックアウトですよ。ズキューンですよ。
お別れの日は涙涙(大人)でしたが、子どもたちは本当に立派でした。
私は、お別れしてからは怒涛の残務整理に追われながら、抜け殻のように三月を終えました。
四月、今まで休日は事務仕事ができる日だと思っていたので、本当に何もない日がやってきました。本当に何もしなくていいのか、記録はおたよりは大丈夫かと、しばらくおびえていました。そして旅行に行ったり、それなりに日々を埋めて楽しく過ごしました。病院に行きはじめると、長ーい待ち時間を持て余しながら、まあまあ痛い注射や意外と恥ずかしい内診に慣れてきました。
でも、片隅で、あの子は幼稚園どうだったかな、あの子の妹生まれたかな、あの子だったら友達たくさんできているだろうな、あの子のマイペースさを幼稚園の先生認めて欲しいな、などなど、いろいろ考えていました。
よくよく考えると、
どうやらそれは、かわいかったな~なんて感傷に浸る甘ったるいものではないのです。
今後の心配と、楽しみと、会いたい気持ちと、わくわくした話を聞きたい気持ちと、もし、悲しいことがあったらいっぱい抱きしめて話を聞いてあげたい気持ち、いろいろ複雑なのです。
私のことを覚えてくれているかしら、とも思うのですが、忘れるくらい毎日が楽しいものであってほしいというのが本音です(でも、顔すら忘れられてたらショックだけど)。
そういう私は、ちゃっかり家の中に、もらったお絵かきとか、保護者の方から頂いた写真とか、飾っちゃってますけど。
ちなみに今までに、学童の子にもらったラブレターとか、イラストとかも、きれいにファイルしちゃってますけど。
今日、受精卵の検査結果がでました。
三つ中、一つは異常、二つはお腹に戻せるそうです。
全滅も覚悟していたので、戻せる受精卵があって本当によかった。
一歩、進んだ気がして、ほっと嬉しくなりました。
病院のあと、前職の先生と待ち合わせて落語を聞き、楽しい気持ちで帰ってきたら、クラスの子の一人のおうちから、お手紙が届いていました。
無事に妹もうまれ、一緒に写った写真も。
何度も読み返して、笑ったり泣いたり。
かみしめすぎてすぐにお返事を書きたくなりましたが、一晩冷静になってから書くことにしました。この夜中のテンションではとてもまともなものになるとは思えない……(笑)。
この半年、生活が一変し、三か月前は別世界のようですが、ちゃんとつながっているんだな、そう思った今日でした。
あー、あいたいなぁ~。