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青春の一冊

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
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青春の一冊と言えば、よしもとばななの「つぐみ」かもしれません。

高校生のころ、大好きな友人がいました。彼女は細い体ながら、暑がりで、言いたいことをはっきり言って、でも、その見方がとても優しくて、でも口は悪くて、本をとにかくいっぱい読んでいて、彼女の好きな本はどれも読んでみたくなるような、そんな魅力的な人でした。

高校生の私たちは、いつも一緒で、部活で暑くなったり、死刑制度について討論したり、好きな人を打ち明けあったり、大笑いしたりしていました。

そんな折、図書室で見つけたのが『つぐみ』

「アイスクリームで顔をぐりぐりしたいくらい好き」 

だったかな、そんな言葉を言い放つつぐみという名の女の子が、その子にそのまま重なって、なんとも嬉しかったように思います。

 

あのころから、本を通じて、いろんな人とつながって、いろんな本を読んでいたなぁと思いだしました。

仕事についてからも、絵本たくさん読んだなぁ。そんな保育の話はまたこんど。