子どものシャワー
熱いですね~……まだ梅雨明けしていないのに、もう体温のような気温。
今日、今年初めてセミの鳴き声が届きました。
保育園はそろそろ夏準備。
プールを洗ったり、湯あそびや、プール道具などの持ち物をお願いしたり、あせもなどが出てくる季節なので一日一回シャワーを浴びたりし始めていることでしょう。
子どもたちのシャワーについて、今日は一つ、書きたいと思います。
子どもたちの中にはシャワーが好きで好きで、顔にかけてかけて~という子もいますが、いやだー!という子もいました。
赤ちゃんの頃はそこまで個人差がないので、シャワー好き嫌いは、過去のその子の経験によるものであることも多いです。
本人が心構えが出来ていないときに顔に水がかかってびっくりしちゃったとか、目に水またはシャンプーなどが入って痛かったとか、水の勢いが痛かった、冷たかった又は熱かったなど、いやな思いをすると防衛反応で恐怖心が芽生えてしまいます。
でも、そんな子ほど、逃げ回るので最後には無理やりシャワーということになり、余計にいやな印象が上塗りされてしまっていることもありました。
保育をしていて思ったのは、二歳以上になると、いやな気持を聞いてくれる大人がいれば、自分の思いを少しずつ伝えることが出来ます。
何がいやなのか、ちゃんと聞いていくと、その子なりにドキドキポイントがあることが分かります。
例えば、
「おめめに入りそうでいやなの?」
「うん。いやなの」
そうだったんだね。
ドキドキポイントが分かったら、どうやったら目に入らないようにシャワーすることが出来るか、一緒に考えていくことが出来ます。
タオルを目に当ててみるとか、シャンプーハット使うとか、大人も目にかからないようなシャワーのかけ方をするとか、顔周りはぬれタオルで拭くとか、いろんなやり方がありますが、子どもたち本人が納得すると、本当に安心してシャワーできていました。
そして、その子は、大人はちゃんと自分のことを聞いてくれるんだ。自分の気持ちを伝えてもいいんだという、信頼感が得られると思います。自分の思いをきちんと受け止めてもらえることは、他人の思いもきちんと受け止めることにつながっていくと思います。
毎日の事なので、その子が安心して気持ちよくお風呂やシャワーが出来るといいですね!
そして時には……水遊び中に他の子の水しぶきがかかっちゃうことも!
……でも、お友達は嬉しそうな顔してる!
なーんてそんな経験もちょっとずつしながら、慣れていけたらいいのではないかなと思います。