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挫折した人がうらやましい

(ここに「夢と挫折」について書いてください)

Netflix火花お題「夢と挫折」

Sponsored by Netflix

 

火花、本で読みました。ドラマのCMを見て、主人公がイケメンすぎていやだった~。

なんせ、私の中の先輩のイメージは

あほの坂田さん

だったからなぁ。

かっこ悪いからこその哀愁がよかったと思うんですが。。

ドラマはどうなんですかね。

 

私の夢、それは保育士とお話を書く人でした。

保育士はかないましたが、作家にはなれてません。

でも、それって挫折なのか?

本気になってないだけなのか?

確かに物心ついた時からお話を書いていました。

学童や保育園でも子どもたちとお話しを作って盛り上がっていたり。

でも、それって、本当の過酷な評価にさらされていないんですね。

気まぐれで出した投稿は一回ありましたが、箸にも棒にもかからなかったです。

それで挫折なんて、言えないですよね。

 

挫折と言えない勝負しかしていないことに、気付きました。

 

他人にかかわることは怖いことなのか

先日、朝から病院に行ってきました。

電車の中はぎゅうぎゅうとはいかないまでの満員電車。

奥に入って座席の前に立っていました。

すると、急に隣のお姉さんが、ふう~ら、ふう~らし始めました。

何が起こったかわからないでいると、目の前に座っていたおじさんとお姉さんが「大丈夫ですか」といい、立ち上がりました。

「とにかく座りなさい」

とおじさんがお姉さんの肩をつかんで座らせようとしますが、それもままならず答えられず。

そうこうするうちに次の駅が近づき、おじさんは「降りるか」と聞き、お姉さんが小さくうなずいたのをその場にいるみんなが見届けました。

そこからがすごい。

おじさんの隣の方がお姉さんを引き取り支え、またその次の方が支え、みんなでバケツリレーのように支えながらドアまで来ると、ドアのそばに立っていた方が二人で、そのお姉さんを駅のホームのベンチまで連れて行くと、二人はベンチに寄り添い、駆け寄る駅員さんに事情を説明したのです。

電車は無情にも二人を置いて発車してしまいましたが、気にしないご様子。

発車した後の車内は、また元の他人に戻っていきました。

 

あっという間の出来事でしたが、「大丈夫ですか」と声をかけることしかできなかった、という私の残念な思いは置いておいて、朝の殺伐とした、一分一秒を争う通勤電車の中で、これだけこの人を助けたいと一致団結したことの驚きと、最後の二人のさらりとした覚悟と勇気に、かっこいいなぁと思ってしまいました。

 

座りなさいといったおじさんも、かっこいいなぁ。

 

実は、日本人は優しいと言われているけれど、ほんとにそうかな、と思っていたのです。

見ず知らずの他人にものすごく冷たい部分もあるのでは。

それは、冷たくしてやろう、という意思ではなく、「余計なお世話」「ありがた迷惑」への恐怖のようなものではないかな、と思っていました。

だから、質問すれば優しく返ってくるし、かかわると決めた相手はとことんもてなす。でも、知らない人は話しかけるだけでびっくりしてしまうだろうなと予想がつくから話しかけられない。

ロンドンに住んでいた時、おせっかいは日常茶飯事でした。重いスーツケースを運べば、階段で紳士が運んでくれ、おばあちゃんが歩いていれば段差でみんなが助ける。

そこに勇気はなかった。

かっこつけもなかった。

狭ければ狭いといい、楽しければ笑い、うっかりがあったら、見ず知らずの他人と目を合わせて「やっちまったよ」と笑う。そこに言葉もいらず。

 

この違いは何かなーと思っていたのです。

 

テレビで日本って優しい、日本っておもてなし、日本ってまごころあふれる、なんていわれるたび、とっても違和感を感じていました。

私がロンドンで会った、どの国の人も、優しくて、おもてなし精神が素敵で、まごころに感動したのだから。

でも、テレビで言葉が強調されるごとに、きっと優しくて、おもてなしの気持ちを持ってまごころあふれる日本人像が、逆に日本人を窮屈にして偏屈にして、排他的になってしまっているのではないか、と思うのです。

「余計なお世話」「空気が読めない」「ありがた迷惑」という言葉が怖くなって何もできなくなってしまっているよう。

 

だから、今回のみんなで助けたお姉さんは、とっても新鮮だったのです。

ほんとは車内で、「お姉さん、大丈夫ですかねぇ」なんて話が出来たら、良いなぁなんて思いましたが、やっぱり終わった後は他人になってしまいました。

 

ほんとうは一人一人気持ちのある人達なんだよな。

あの瞬間だけ、色鮮やかに、それが見えた気がしました。

わたしの本棚

今週のお題「わたしの本棚」

 

実家がことわざ辞典から昔の道具など、本の制作をやっている関係で、本はいつも身近にありました。

友達のうちに遊びに行くと、どうして本棚が見当たらないんだろうと不思議でした。

 

居間には大きな本棚と小さな本棚と文庫用と……子ども部屋にはそれぞれ大きな本棚と机の棚と。あと廊下にも……。

今でも実家に帰ると本棚が増えている気がします。

 

本がたまってくるとフリマに出すので、私も便乗して一緒に出しています。

家は買ってたまってきてはフリマに出しているので、ぎりぎりあふれかえることはないのですが、必然的に本棚には売りたくない永久保存版の本が、選ばれて残っていきます。どれも、宝物のような本です。

絵本は前に紹介したので、それ以外で、そのうちのいくつかをご紹介します。

 

≪小説≫

 

博士の愛した数式』 小川洋子

 

第一回本屋大賞で話題になった本。

数学が好きではない私が、あんまりにも美しい世界に引き込まれた作品。

記憶が出来ない博士の切なさと温かさが胸に迫ってきました。

 

 

『空飛ぶ馬』 北村薫

大学生の時、北村薫にはまっていくつもいくつも読みました。

図書館で読んでいたけど、手元に残したくて買ってしまいました。

丁寧できれいな文章に引き込まれて、止まらない、引き込まれて読み進めていくと、ちょっとした情景が、ミステリーの伏線だったと気づかされる。え!そこからもう伏線!?と、衝撃を受けました。

 

『家守奇譚』 梨木果歩

家守綺譚 (新潮文庫)

家守綺譚 (新潮文庫)

 

西の魔女が死んだ』の作者です。大好きな友人に贈ってもらいました。

短編なのですが、ひとつひとつが愛おしい、そんなお話です。

 

≪ノンフィクション≫

自閉症の僕が飛び跳ねる理由ー会話のできない中学生がつづる内なる心』

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

 

 

これはもう衝撃的な一冊でした。どんな人も読むべき!と思うくらい、自閉症の人に対する考え方が、百八十度変わりました。しゃべれない人は理解できないのか、と思うけど、そうではない!それどころか、飛び跳ねてしまう自分をこんなにも冷静に見ているなんて!

 

≪写真集≫

『子どもは子どもを生きています』 小西貴士

子どもは子どもを生きています

子どもは子どもを生きています

 

自然の中で、子どもたちの笑ったり怒ったり泣いたり、発見したり、の顔があんまりにも生き生きしていて、輝いていて、何度開いても泣けてしまいます。

そして、子どものそばにいる大人のあり方をいつも振り返らせてくれる本です。

 

 

 

小さいころに大好きだった、『ちいさいももちゃん』シリーズや、本格推理の扉を開いてくれた、はやみねかおるさんの『名探偵夢水清志郎』シリーズも捨てられない本の一つです。

他にも大好きな本や漫画、沢山本棚にあります。

最近買ったヒットは、

ヨシタケシンスケさんの『デリカシー体操』

 

毎日のように、ぱっとめくってはムフフ。ぱっ、ムフフ。

だって例えば

『じーっとみてるとだんだんこまかいツブツブが見えてきて』という表情や、

『はやくわたしをうっとりさせなさいよ』という一コマが、もー!絶妙なんです。

ツボ、おさえられました。

保育園に遊びに行ってきました。

久しぶりに、去年までいた保育園に遊びに行ってきました。

奇しくも今日は七夕前日。

笹の葉飾りもお手伝いさせていただき、お父さんお母さんの願い事にほっこり。

子どもたちは元気でした。

一歳児だった子が立派な年長(二歳児)になっていて感動。

あそびの工夫が進化していて感動。

嬉しそうに照れながらくっついてきてくれる子や、おやつここで食べてと、隣に席を用意してくれる子、走ってぎゅってしてくれる子に、感動。

 

あまりになじみすぎて、のんびりしてしまい、結局保護者の方のお迎えにかかり、一瞬気付かないお父さんやお母さんとお話ししました。

あー、懐かしいこの感じ。

 

先生たちの、噛みつきのお話に、当時を思い出してドキドキ。ほんとにどんなに気を付けても起こってしまう噛みつき……。噛んでしまった子にもいろんな理由があったりするのですけど、とめてあげられなかったこと、痛い思いをさせてしまったこと、保護者の方に申し訳なくて、身につまされる思いになります……。

しかも噛みつきは同じ子が何度も噛んでしまったり、噛まれてしまったり……ということがあったりするともう……。

保育の中で怪我や噛みつきがホントに怖いことを思い出しました……。

 

でも、こどもたちってほんとに面白い!!

そして先生方のあったかさが心地いい!!

 

やっぱりいい場所だなぁと思いました。

今週のお題「もしも100万円が手に入ったら」

ありました。100万円あったらしたいこと。

お風呂場のリフォーム。

タイル張りの壁をつるっつるにしたーい!!

カビの生えないお風呂にしたい。

我が家(社宅)のお風呂は昭和ないわゆるカチカチ風呂なんです。

足なんて全然伸ばせないよ、ますぞえさん。

元からカビが生えていたから燻製カビ防止なんて意味ないよ。

カビキラーも歯が立たないよ。

という感じなのです。しかも換気扇がないので、上がったら即窓全開、扇風機で乾燥を目指します。

この間テレビで、カビにはエタノールをつけた雑巾をクイックルワイパーにつけて、天井を掃除するといいと聞いたので、試してみました。結構きれいにふき取れました。

壁にはエタノールパックも試してみましたが、何度かやった方がいいかもしれません。

さてどうなるか、こうご期待。

 おすすめあったら教えてください。

 

はっ!今日は久しぶりに保育園に遊びに行ったのでそれを書こうと思いましたが、いっぱい書いてしまったので、次ので書きます。

 

保育士のコワザ

今日、失業給付の認定日のため、ハローワークに行きました。

そういえば職業訓練なんていうのもあったなぁと、気軽な気持ちで窓口まで行きましたが、職業訓練ってなかなか条件が厳しいんですね。

パソコンスキル持ってると就職に有利かなー、レベルの発想では、受講できないそうです。

『どんな職業に就きたいか』が明確になり、『そのためにどんなスキルが必要か』が分かり、本人がそのスキルを持っていないこと(過去に経験がないこと)というところで、初めてどの職業訓練を受講するかが決まってくるそうです。

 

厳しー。

「保育士は今需要があるから、パソコンスキルなくたって就職できますよね」

「……はい、そうですね」

 

その通り。保育士はパソコンスキルなくたってできます。なんなら前の園はお便りワードで作っていたけど、前の前の園は手書き切貼りでしたもんね。はい。

 

よくよく考えると、保育士、学童職員って、他ではほとんど役に立たないようなどうでもいい小ワザ、いっぱいあるんです。

たぶん、あるあるじゃないかな~。

 

コワザ①紙を数枚いっぺんに切る!

(テレフォンショッピング風に)例えばスイカの形の画用紙に子どもたちが製作する、というとき、スイカの台紙を子どもの人数分プラスα切っておかなくちゃいけません。

一個一個鉛筆で型をなぞるのもいいんですが、時間もかかるし、鉛筆の跡、気になりますよね……。

そんな時、おすすめなのが、これ!ホチキスです!(針が保育室に落ちないように注意)画用紙を重ねて、その上にスイカの形が描かれた紙を置き、ホチキスで周りをとめていきます。こうすればホラ!ずれません!

鉛筆の跡を後で消す必要もありません。

先輩からの受け売りです。

 

小ワザ② 嗅覚をフル活用する

基本的に保護者の方に持ち物にはお名前を書いていただいているのですが、新しいものでうっかりとか、取れてしまったとかで、名前がないお洋服がたまにあります。誰のかわからないそんな時、つい、くんくんしてしまいます。これは○○家の柔軟剤の香りなど、意外とそれで分かったりします。

前に学童の子が、着替えた服をくんくんして「あいつのだ」と言い当てていましたが、保育園の先生譲りだな、と思わず笑ってしまいました。

 

ちなみにオムツちゃんのいるクラスは、漂う香りに(誰かあれをしたな!?)と気づき、変えていたのでした。

 

小ワザ③腰に乗せる

何かと机を運んだり、することが多い体力勝負の保育士。基本的に女性が多い職場なので、女性はか弱いの、なんて言ってられません(むしろ男性保育士より強い……)。

でも、腰痛になるのもあるある……。一年目に先輩から、腰を痛めないものの持ち方をまず教わります。

「膝を曲げて持ち上げ、腰に乗せる!」

 

以上、保育士のコワザでした。また思い出したらまた書きます。

でも、保育士あるあるも書きたいな~。

乳児はヒザが、黒くなる。

とか。

またおいおい。

ご清聴ありがとうございました。

子どものシャワー

熱いですね~……まだ梅雨明けしていないのに、もう体温のような気温。

今日、今年初めてセミの鳴き声が届きました。

 

保育園はそろそろ夏準備。

プールを洗ったり、湯あそびや、プール道具などの持ち物をお願いしたり、あせもなどが出てくる季節なので一日一回シャワーを浴びたりし始めていることでしょう。

 

子どもたちのシャワーについて、今日は一つ、書きたいと思います。

子どもたちの中にはシャワーが好きで好きで、顔にかけてかけて~という子もいますが、いやだー!という子もいました。

 

 赤ちゃんの頃はそこまで個人差がないので、シャワー好き嫌いは、過去のその子の経験によるものであることも多いです。

 

 本人が心構えが出来ていないときに顔に水がかかってびっくりしちゃったとか、目に水またはシャンプーなどが入って痛かったとか、水の勢いが痛かった、冷たかった又は熱かったなど、いやな思いをすると防衛反応で恐怖心が芽生えてしまいます。

 でも、そんな子ほど、逃げ回るので最後には無理やりシャワーということになり、余計にいやな印象が上塗りされてしまっていることもありました。

 

 保育をしていて思ったのは、二歳以上になると、いやな気持を聞いてくれる大人がいれば、自分の思いを少しずつ伝えることが出来ます。

何がいやなのか、ちゃんと聞いていくと、その子なりにドキドキポイントがあることが分かります。

 

例えば、

「おめめに入りそうでいやなの?」

「うん。いやなの」

 

そうだったんだね。

ドキドキポイントが分かったら、どうやったら目に入らないようにシャワーすることが出来るか、一緒に考えていくことが出来ます。

タオルを目に当ててみるとか、シャンプーハット使うとか、大人も目にかからないようなシャワーのかけ方をするとか、顔周りはぬれタオルで拭くとか、いろんなやり方がありますが、子どもたち本人が納得すると、本当に安心してシャワーできていました。

 

そして、その子は、大人はちゃんと自分のことを聞いてくれるんだ。自分の気持ちを伝えてもいいんだという、信頼感が得られると思います。自分の思いをきちんと受け止めてもらえることは、他人の思いもきちんと受け止めることにつながっていくと思います。

 

毎日の事なので、その子が安心して気持ちよくお風呂やシャワーが出来るといいですね!

 

そして時には……水遊び中に他の子の水しぶきがかかっちゃうことも!

……でも、お友達は嬉しそうな顔してる!

なーんてそんな経験もちょっとずつしながら、慣れていけたらいいのではないかなと思います。